2023 まちづくり人材育成プログラム「場づくりLabo in 与謝野町 ~農と食と地域~」

開催概要

まちづくり人材育成プログラムは、自治体職員、地域づくり支援者、実践者等を対象に、住民主体のまちづくりの現場を体感してもらい、ディスカッションを通じて「地域づくり」を問い直すプログラムです。

今回は、京都府北部にある与謝野町を訪問します。与謝野町を含む丹後地方は、古くから織物の里として、絹織物「丹後ちりめん」の生産地として隆盛を極めるとともに、物流の拠点としても栄えてきました。また、四季折々の植生が豊かな大江山連峰や、天橋立の内海である阿蘇海、サケが遡上する清流 野田川といった自然に恵まれた地域で、今回のフィールドワーク先である、大江山から加悦谷平野一帯は田園地帯が広がる米どころです。近年では、ビールの原材料となるホップ栽培もおこなわれ、農作物の生産も盛んです。

そこで、今回のプログラムでは、農と食の価値を活かした地域づくりをテーマに、与謝野町らしい風土、地質や地形を生かした米や野菜づくり、食を通じた内外とのつながりと地域づくりの関係性について、地元の農家、料理人、ローカルベンチャー、移住者のキーパーソンから話を聞き、参加者のみなさんとワークショップ形式でディスカッションをします。

内容

日程

  • オンライン事前学習 9/30(土)10:00〜12:00 
  • 現地フィールドワーク【1泊2日】10/7(土)11:00~10/8(日) 15:00
    フル参加を基本としていますが、フィールドワークのみ(事前学習は後日、配信します)、一日のみ参加も対応しております。部分参加の場合は、申込時にご記入ください(※9/4 追記)。

集合・解散場所

  • 京都丹後鉄道 与謝野駅 原則として、現地集合・現地解散)

会場

  • オンライン事前学習:ZOOM
  • 現地フィールドワーク:京都府 与謝郡 与謝野町
     1日目:かや山の家(与謝野町温江1401)
     2日目: PUBLIC HOUSE TANGOYA (与謝野町下山田1342-1)
    (今秋にオープンするビール醸造所に併設されたビアパブ&コミュニティスペース)

対象

  • 自治体職員、NPOや地域運営組織等で、まちづくりや地域づくりに取り組む実践者、支援者等(実務経験は問いません)

定員

  • 15名程度
    ※締切 9/11(月) 締切日より前に定員に達した場合は早めに締切ることがあります。
    ※ 締め切りましたが、参加を希望される方はお問合せください。

参加費

  • プログラム参加費は無料
  • 宿泊費・食費の合計 15,000円 (税込み)(1泊4食) 昼食2回、朝食1回、夕食1回
    ※食事での飲み物は別途、各自で、負担となります。
    ※出発地から会場までの往復交通費は、別途、各自で、負担となります。

宿泊

  • かや山の家を貸し切ります。かや山の家は全部屋で8部屋と部屋数が限られているため相部屋となります。一部屋あたり3~4人です。
  • 各部屋にはトイレ・風呂はなく、共同となります。風呂(シャワーあり)は2か所あり、時間制で各宿泊者の貸し切りになります。
  • 個室を希望の方は下記となります。
  • 選択肢①: 各自で、手配ください。その場合、参加費が変わります。(例)「橋立ベイサイドホテル」:ホテルから車で片道約30分(夕食の終了後、交通手段(タクシー等)の確保が必要となります)。
  • 選択肢②:「かや山の家」の棚田でのキャンプ(テントや寝具は貸し出し有) ただし、電源はないためキャンプに慣れた上級者向けです。

交通経路

  • 大阪・京都市内から、与謝野町へのJR・丹後鉄道の列車、長距離バスの乗り継ぎは下記を参照ください。
    与謝野町役場ホームページ
    https://www.town.yosano.lg.jp/life/local-transportation/jikokuhyo/
  • 往路:8:38  JR京都駅発 特急「はしだて1号」→10:40「天橋立」駅着→京都丹後鉄道 乗り換え10:45「天橋立」発  →10:53「与謝野」駅着
  • 特急は全席指定席です。自由席はありません。三連休となるため、早めの列車の予約をお勧めします。

 

参加者のみなさんへの留意事項

  • 事前学習およびフィールドワーク(1泊2日)通しでのプログラムです。通しで参加できる方を優先します。
  • プログラムの開発段階のため、グループワーク、事前学習や事後アンケートへの積極的な関わりをお願いします。
  • 事前学習はZoom(オンライン用ツール)を使って行います。インターネットにアクセスできる環境と機器(パソコン・タブレット等)が必要になります。環境整備は各自でお願いします。
  • 宿泊が不要な方はご相談ください。
  • 新型コロナウィルス感染症の感染状況によって、延期や中止への切り替えを行う場合があります。ご了承ください。

プログラム

※内容は変更する場合があります。ご了承ください。

オンライン事前学習

9/30(土)10:00〜12:00

  • 開校式(導入・参加者同士の交流・地域キーパーソンの紹介など)

現地フィールドワーク

1日目:10/7(土)11:00~20:00(かや山の家)

  • 11:00                ・丹後鉄道 与謝野駅 集合 (鉄道の場合)
  • 11:30              ・かや山の家 集合  (自家用車の場合)
  • 12:00      ・昼食 (かや山の家のランチメニュー)
  • 13:00〜     ・1日目開始:青木さん(かや山の家)話題提供
  • 14:30~     ・まさ農園の棚田フィールドワーク・全体での振り返り
  • 18:00~20:00  ・夕食セッション(かや山の家コース・ジビエ料理)
  • 20:00                ・終了

2日目:10/8(日)9:00~15:00 (PUBLIC HOUSE TANGOYA)

  • 8:30~     ・かや山の家から移動
  • 9:00~       ・2日目開始・与謝野駅周辺のまちあるき
  •              ・(株)ローカルフラッグのメンバーとのディスカッション
  • 12:00~         ・昼食
  • 13:00~          ・ グループワーク・振り返り・閉校式
  • 15:00        ・終了

 

【訪問先の紹介】

  • かや山の家 与謝野町温江1401
  • まさ農園  与謝野町温江1610
  • PUBLIC HOUSE TANGOYA  与謝野町字下山田1342-1 (与謝野駅前)

 


メンバー紹介

【与謝野町の地域づくりのキーパーソン】 

木村正典さん・木村有紀子さん(まさ農園 大江山のふもとの温江で、米、九条ネギ、きゅうりを中心に農作物を生産し、加工販売もおこなう2人組ユニット。現在、まさ農園の棚田では、京都府立大学大学院土壌化学研究室と「まさ農園のコメはなぜ旨いのか?」をテーマに、大江山連峰の地質(蛇紋岩)と地形を生かした米のおいしさについて、共同研究を行っている。

濱田祐太さん((株)ローカルフラッグ 代表取締役)地元出身の若者が起業した民間のまちづくり会社。”地域の旗振り役”として、内外の志ある方を巻き込み、経済・雇用・人材育成などの好循環を生みだす持続可能な地域づくりを目指しているローカルベンチャー。7月には、与謝野町の唯一の鉄道の駅である、丹後鉄道与謝野駅前に与謝野町産ホップ使ったクラフトビール醸造所(2023年秋開設)と人が集えるスペース「 PUBLIC HOUSE TANGOYA」をオープン。

青木 博さん(かや山の家 支配人 兼 料理人/(株)かや山の家運営委員会 代表取締役)大江山の中腹にたたずむ「美と健康と天空の宿」。公営の宿泊施設を改装して、2021年にリニューアルオープン。地元の住民有志が(株)かや山の家運営委員会を立ち上げ、指定管理者として運営している。地元産の野菜やジビエ料理、丹後地域のクラフトビールを味わうことができるヤマノイエ食堂のほか、里山での体験プログラムも提供している。


江種 里栄子さん  (Egu Cafe) ※9/30(土)事前学習に参加

写真引用:与謝野町観光協会 https://yosano-kankou.net/gourmets/egucafe/

地域おこし協力隊として、京都市内から与謝野町に移住。任期終了後は、個人事業主として活動を開始。丹後地域をはじめとした各地のイベントで、モバイルカフェを出店している。現在、与謝野町温江区にある自宅をリノベーション中。人が集まることができる場を併設する予定。

【外部メンター】

森本健次さん(株式会社南山城 代表取締役) ※10/8(日)参加

1967年 京都府南山城村生まれ、1985年 南山城村役場入職。2010年 南山城村長特命の魅力ある村づくり事業担当。2015年 南山城村が出資した株式会社南山城取締役に就任し、2016年3月道の駅開業に専念するため退職。2017年4月開業の「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」を拠点に、地域商社として村茶のブランディングをはじめ、農産物の商品化、販路拡大に取り組む。

【モデレーター】

和央(文学部准教授・京都地域未来創造センター統括マネージャー)専門は歴史地理学、文化景観学。日本の景観史に関する研究および文化的景観の調査と保存活用についての研究と実践をおこなっている。京都府北部では、京丹後市や舞鶴市、宮津市で、文化財保存活用と地域づくりや文化財景観に関わる調査研究、実践活動に取り組んでいる。

鈴木暁子(京都地域未来創造センター コーディネーター)専門は、市民社会論、住民主体の地域づくり、多文化共生社会論、ソーシャルイノベーション実践。2015年4月から京都府立大学の地域連携・調査研究部門でコーディネーターをつとめ、京都府内各地の地域づくりや担い手育成に関わり、研究と実践との往還を試みている。

 

 

【全体モデレーター】

川勝 健志(公共政策学部教授・京都地域未来創造センターセンター長)専門は財政学、環境経済学。 持続可能な地域づくりに取り組む国内外のまちや地域を調査して回り、地域に暮らす人たちの生活の質を高める政策やそれを支える税財政システム、住民自治のあり方にについて研究。

 

 


問合せ・申込

申込

  • 下記のGoogle申込フォームから申し込みください。
    https://forms.gle/2YKDdcBRea7nC6NQ7
  • ①氏名 ②勤務先 ③勤務先の電話番号 ④携帯電話番号(確実に連絡が取れる番号) ⑤メールアドレス ⑥宿泊の希望、⑦交通手段 ⑧食事の希望 ⑨質問等
  • 申し込み後、平日2-3日たっても返信がない場合は、事務局へ問い合わせをお願いします。

参加費支払い

  • 原則として事前に指定銀行口座への振込となります。振込先および金額は、後日、開催案内を送付時に案内します。
  • 開催日の前日以降にキャンセルされた場合、返金できません。キャンセル代金は全額頂きます。

協力

  • 株式会社 ローカルフラッグ 

問い合わせ先

  • 京都府立大学 京都地域未来創造センター (担当:鈴木暁子(コーディネーター))
  • 〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町1-5
  • TEL:075-703-5390  mail: kirpinfo@kpu.ac.jp

 

PDF

 

2022年度の場づくり Laboの映像です!参考までに是非ご覧ください。