開催概要
本センターが主催するまちづくり人材育成プログラム「場づくりLabo」は、自治体職員、地域づくり支援者、実践者等を対象に、住民主体のまちづくりの現場を体感してもらい、ディスカッションを通じて「地域づくり」を問い直すプログラムです。
昨年度に引き続き、京都府北部にある与謝野町を訪問します。与謝野町を含む丹後地方は、古くから織物の里として、絹織物「丹後ちりめん」の生産地として隆盛を極めるとともに、物流の拠点としても栄えてきました。また、四季折々の植生が豊かな大江山連峰や、天橋立の内海である阿蘇海、サケが遡上する清流 野田川といった自然に恵まれた地域で、今回のフィールドワーク先である、大江山から加悦谷平野一帯は田園地帯が広がる米どころです。
本プログラムでは、農と食の価値を活かした地域づくりをテーマに、与謝野町らしい風土、地質や地形を生かした米や野菜づくり、食を通じた内外とのつながりと地域づくりの関係性について、地元の料理人、移住者のキーパーソンから話を聞き、参加者のみなさんとワークショップ形式でディスカッションを行い、それぞれのアクションプランを考えます。
今回のフィールドとなる温江区にある「かや山の家」は公共の宿泊施設を、地域住民がリノベーションして運営しています。かや山の家の支配人兼料理人である温江出身の青木博さんが地元の食材を使った「ヤマノウエ食堂」を運営。青木さんはイベントの企画や移住者からの相談をうけるなど、地域内外のつながりづくりの拠点となっています。2日目は移住者として、人と人がつながる場づくりに取り組む江種里栄子さんの拠点を訪問してワークショップを行う予定です。
内容
日程
- 現地フィールドワーク【1泊2日】10/5(土)11:00~10/6(日) 15:00
フル参加を基本としています。
集合・解散場所
- 京都丹後鉄道 与謝野駅 (原則として、現地集合・現地解散)
会場
- 現地フィールドワーク:京都府 与謝郡 与謝野町 かや山の家(与謝野町温江1401)
対象と定員
- 15名程度
※締切 9/21(月) 締切日より前に定員に達した場合は早めに締め切ることがあります。 - 自治体職員、NPOや地域運営組織等で、まちづくりや地域づくりに取り組む実践者、支援者等(実務経験は問いません)
参加費
- プログラム参加費は無料
- 宿泊費・食費の合計 15,000円 (税込)(1泊4食) 昼食2回、朝食1回、夕食1回
※食事での飲み物は別途、各自負担となります。
※出発地から会場までの往復交通費は、別途、各自で、負担となります。
宿泊
- かや山の家を貸し切ります。かや山の家は全部屋で8部屋と部屋数が限られているため相部屋となります。一部屋あたり2~3人です。
- 各部屋にはトイレ・風呂はなく、共同となります。風呂(シャワーあり)は2か所あり、時間制で各宿泊者の貸し切りになります。
- 個室を希望の方は下記となります。
- 選択肢①: 各自で手配ください。その場合、参加費が変わります。(例)「橋立ベイサイドホテル」:ホテルから車で片道約30分(夕食の終了後、交通手段(タクシー等)の確保が必要となります)。
- 選択肢②:「かや山の家」の棚田でのキャンプ(テントや寝具は貸し出し有) ただし、電源はないためキャンプに慣れた上級者向けです。
交通経路
- 大阪・京都市内から、与謝野町へのJR・丹後鉄道の列車、長距離バスの乗り継ぎは下記を参照ください。
与謝野町役場ホームページ
https://www.town.yosano.lg.jp/life/local-transportation/jikokuhyo/ - 往路:8:38 JR京都駅発 特急「はしだて1号」→10:40「天橋立」駅着→京都丹後鉄道 乗り換え10:45「天橋立」発 →10:53「与謝野」駅着
- 特急は全席指定席です。自由席はありません。早めの列車の予約をお勧めします。
留意事項
- 通しで参加できる方を優先します。
- 新型コロナウィルス感染症の感染状況によって、延期や中止への切り替えを行う場合があります。ご了承ください。
プログラム
※内容は変更する場合があります。ご了承ください。
現地フィールドワーク
1日目:10/5(土)11:00~20:00(かや山の家)
- 11:00 ・丹後鉄道 与謝野駅 集合 (鉄道の場合)
- 11:30 ・かや山の家 集合 (自家用車の場合)
- 12:00 ・昼食 (かや山の家のランチメニュー)
- 13:00〜 ・1日目開始:青木博さん(かや山の家)からの話題提供
- 14:30~ ・フィールドワーク・全体での振り返り
- 18:00~20:00 ・夕食セッション(かや山の家ジビエ料理)
- 20:00 ・終了
2日目:10/8(日)9:00~15:00 (かや山の家)
- 9:00~ ・2日目開始・温江地区 江種里栄子さん(Egu Cafe)からの話題提供・温江地区周辺のまちあるき
- ・ディスカッション
- 12:00~ ・昼食
- 13:00~ ・ グループワーク・振り返り・閉校式
- 15:00 ・終了
【温江区の訪問先の紹介】
- かや山の家 与謝野町温江1401 ほか
メンバー紹介
【与謝野町の地域づくりのキーパーソン】
青木 博さん(かや山の家 支配人 兼 料理人/(株)かや山の家運営委員会 代表取締役)大江山の中腹にたたずむ「美と健康と天空の宿」。公営の宿泊施設を改装して、2021年にリニューアルオープン。地元の住民有志が(株)かや山の家運営委員会を立ち上げ、指定管理者として運営している。地元産の野菜やジビエ料理、丹後地域のクラフトビールを味わうことができるヤマノイエ食堂のほか、里山での体験プログラムも提供している。
江種 里栄子さん (Egu Cafe)
写真引用:与謝野町観光協会
地域おこし協力隊として、京都市内から与謝野町に移住。任期終了後は、個人事業主として活動を開始。丹後地域をはじめとした各地のイベントで、モバイルカフェを出店している。現在、与謝野町温江区にある自宅をリノベーションし、人が集まることができる場を作っている。
【全体モデレーター】
上杉和央(文学部准教授・京都地域未来創造センター副センター長)専門は歴史地理学、文化景観学。日本の景観史に関する研究および文化的景観の調査と保存活用についての研究と実践をおこなっている。京都府北部では、京丹後市や舞鶴市、宮津市で、文化財保存活用と地域づくりや文化財景観に関わる調査研究、実践活動に取り組んでいる。
鈴木暁子(京都地域未来創造センター コーディネーター)専門は、市民社会論、住民主体の地域づくり、多文化共生社会論、ソーシャルイノベーション実践。2015年4月から京都府立大学の地域連携・調査研究部門でコーディネーターをつとめ、京都府内各地の地域づくりや担い手育成に関わり、研究と実践との往還を試みている。
【メンター】
川勝 健志(公共政策学部教授)専門は財政学、環境経済学。 持続可能な地域づくりに取り組む国内外のまちや地域を調査して回り、地域に暮らす人たちの生活の質を高める政策やそれを支える税財政システム、住民自治のあり方にについて研究。
問合せ・申込
申込
- 下記のGoogle申込フォームから申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1Sg5bT-1jjnP4r2RLMu7ubXeYwQJSbxAOg-t7MB5YrV4/edit - ①氏名 ②勤務先 ③勤務先の電話番号 ④携帯電話番号(確実に連絡が取れる番号) ⑤メールアドレス ⑥宿泊の希望、⑦交通手段 ⑧食事の希望 ⑨質問等
- 申し込み後、平日2-3日たっても返信がない場合は、事務局へ問い合わせをお願いします。
参加費支払い
- 当日、各自で、現金または各種電子マネーで、「かや山の家」に支払いをお願いします。
- 開催日の当日にキャンセルされた場合、返金できません。
問い合わせ先
- 京都府立大学 京都地域未来創造センター (担当:鈴木暁子(コーディネーター))
- 〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町1-5
- TEL:075-703-5390 mail: kirpinfo@kpu.ac.jp
2023年度の場づくり Laboの会場の映像です。
2022年度の場づくり Labo in 南山城村 の映像です。