【企画協力】京都リサーチパーク主催:ふれデミックカフェ with 京都府立大学 × 同志社大学(10/6)
「つなぐ、のこす、ひらくーデジタルアーカイブが生む新たな価値」
ふれデミックカフェは、研究者をお招きし、その研究内容について観客参加型でディスカッションを行う、サイエンスカフェ形式のイベントです。2020年より定期的に開催を続けてきたふれデミックカフェも、今年で開催回数が100回を超えました。そこで特別版の第2弾として、京都府立大学と同志社大学からお二人の先生をお迎えし、大学を横断したクロストーク企画をお届けいたします。
また、科学コミュニケーター・本田 隆行 氏をファシリテーターに迎え、新たなスタイルでお届けします。参加者の皆さまからの素朴な疑問やコメントも大歓迎!活発なディスカッションを通じて、新たな気づきや発見が生まれることを楽しみにしています。
日時:2025年10月6日(月)16:30~18:00(ハイブリッド)
<京都府立大学 登壇講師>
東 昇 教授(京都府立大学 文学部歴史学科)
講演テーマ:「古文書とデジタル技術・生成AI -地域史を活かす新たな研究と社会実装」
◆先生からのコメント:
私は、日本史学・記録史料学の分野で、地域の家や寺社、役所・学校に残る古文書をデータ化し、地域史の調査・分析・公開に取り組んでいます。舞鶴市と連携し、大学・市・地域史研究会の成果を横断検索できる「まるまる舞鶴」を運営し、高大連携授業でも活用しています。さらに、舞鶴・京田辺・十津川などの自治体史編纂にも携わり、研究を実践してきました。現在は企業と提携し自治体史を基盤とした「舞鶴市史Chatbot」を試作し、生成AIを活用した新たな利活用の可能性を探っています。古文書は地域に独自に伝わる貴重な資料であり、生成AIやデジタルアーカイブと組み合わせることで、未知の歴史的コンテンツを現代社会とつなげることができると考えています。
<同志社大学 登壇講師>
大井 将生 准教授(同志社大学 文化情報学部)
講演テーマ:「デジタルアーカイブがつなぐ文化情報と教育の過去・現在・未来」
◆先生からのコメント:
学生時代は冒険探検部に所属し、様々な国や地域を旅していました。そして、人々が各地で織り成してきた様々な記憶や文化的な営みは、多くの場合日々消失してしまっているということにも気づきました。文化情報は「何を残すのか」という問いによって紡がれてきたものであり、こぼれ落ちてきたものもあります。そうした多様な文化情報をStockし、社会や未来に繋いでFlow化する仕組みが、「デジタルアーカイブ(DA)」です。これは時間と空間の距離を飛び越える「タイムマシーン」×「どこでもドア」でもあります。情報が爆発的に生み出され、不確かな情報で溢れる今、各地の図書館・博物館・文書館や研究機関・自治体・企業・NPOなどが創るDAに注目が集まっています。本講演では、そんなDAの活用、とりわけ小中高での教育活用にフォーカスし、実際の実践事例をもとに議論します。
<ファシリテーター>
科学コミュニケーター:本田 隆行 氏
神戸大学にて地球惑星科学を専攻(理学修士)。地方公務員(枚方市役所)事務職、科学館(日本科学未来館)勤務を経て、国内でも稀有なフリーランスの科学コミュニケーターとして活動中。「科学とあなたを繋ぐ人」として、科学に関する展示企画、実演の実施・監修、大学講師やファシリテーター、行政委員、執筆業、各メディアでの科学解説など、なんでもこなす。著書・監修に『宇宙・天文で働く』(ぺりかん社)、『もしも恐竜とくらしたら』(WAVE出版)、『知れば知るほど好きになる 科学のひみつ』(高橋書店)など多数。
プログラム(予定):
16:30~17:00 ライトニングトーク①
17:00~17:30 ライトニングトーク②
17:30~18:00 ディスカッション
※終了後、現地参加者のみの名刺交換会を予定
会場・定員:
➀京都リサーチパーク「GOCONC」~30名程度
事前に参加申込いただいた方に限り、当日会場内でドリンク(1杯)をご提供します。
②オンライン(ZOOMによる開催) ~30名程度
事前に参加申込みされた方には、開催前日までにZOOMミーティングのURLをご案内します。
Peatix(tickets@peatix.com)よりメールが届きます。
(定員に達し次第受付終了。最終申込受付〆切は、2025年10月5日)
・アーカイブ用の録画や講演資料の配布は行いません。
・オンライン参加の場合は、マイクとカメラをご用意のうえご参加ください。
参加費:無料
主催:京都リサーチパーク株式会社
協力:京都府立大学、同志社大学
〈注意事項〉
・本イベントの会場では、運営スタッフまたは各種報道関係者が本イベントの様子等を撮影し、撮影した動画、静止画、写真を、主催者のウェブサイトその他各種媒体及び当社が許可したウェブサイト、新聞、雑誌その他各種媒体において掲載、放送又は配信する場合があります。あらかじめご了承ください。
・本イベントの様子は、当日、動画配信いたします。当該配信への写り込みの可能性について、あらかじめご了承ください。なお、写真・動画への映り込みやご参加の様子の配信に支障がある方は、イベント当日までに、会場担当者まで直接お申し出ください。
お問い合わせ先:
京都リサーチパーク株式会社 イノベーションデザイン部 (藤井・髙橋・斉藤)
詳細は京都リサーチパークのホームページ