会期延長 ~2021年6月20日(日)
2020年度地域貢献型特別研究(ACTR)成果報告
「丹後半島における文化遺産の地域資源化に関する総合的研究」
文学部歴史学科 諫早直人准教授
主催:京都府立丹後郷土資料館
昭和56年(1981)秋、熊野郡久美浜町須田(現・京丹後市久美浜町須田)の伯耆谷の最奥部にある古墳から出土した黄金の大刀が全国の考古学ファンを驚かせました。
きわめて残りの良い金銅装双龍環頭大刀の写真が新聞各紙の1面を飾り、現地上空には取材ヘリが飛び交い、現地説明会には3,000人もの人が押しかけて、普段静かな谷あいは熱気に包まれたといいます。
圃場整備で消滅する予定だった古墳は、京都府指定史跡として現地で保存され、金銅装双龍環頭大刀や200点を超える須恵器などの出土遺物は、一括して重要文化財に指定されました。
今回の展示では、発掘調査から40年を迎える湯舟坂2号墳の出土遺物を一堂に展示し、昨年度、京都府立大学の地域貢献型特別研究(ACTR)「丹後半島における文化遺産の地域資源化に関する総合的研究」(文学部歴史学科 諫早直人准教授)の一環として行われた、出土遺物の再検討及び、高精細写真撮影・3次元計測の成果を紹介します。
日時:2021年4月24日(土)~6月20日(日)
場所:京都府立丹後郷土資料館
R3企画展「黄金の大刀発掘40年 湯舟坂2号墳細見」チラシ (1)