2021年度桜楓講座〜春の部2〜

②「日本人は,荒唐無稽な「陰謀論」をどれくらい信じているのか?:実験政治学という新たなアプローチからの挑戦」

配信期間:2021年7月5日(月)

公共政策学部 准教授 秦 正樹(はた まさき)

 

2021年初頭,米国において熱狂的なトランプ支持者たちが、米国連邦議会を襲撃し死者を出すまでの事件を起こしたことは記憶に新しいところです。さらに、議会襲撃事件の首謀者たちが,米国を中心に世界中で流行する「Qアノン」と呼ばれる陰謀論を盲信していたことも衝撃を与えました。本講座では、日本人(日本社会)においても、このような荒唐無稽な「陰謀論」が、どの程度・どのようなメカニズムで信じられているのかについて「実験政治学」と呼ばれる先端的なアプローチを用いた最新の研究成果にもとづいて解説していきました。