【2022ACTR調査研究】三条大橋の補修・修景で使用される京都市産ヒノキ材の強度性能評価に協力しました!

「木材流通京都モデルの構築に向けたICTを活用した森林資源情報の把握と流通システムの社会実装に関する研究」

研究代表者:生命環境科学研究科 神代 圭輔 准教授

三条大橋は室町時代の造営とされており、洪水による流出などにより幾度なく架け替えが行われ、現在の木製高欄※については昭和49年に更新されています。しかし、半世紀が経過し老朽化が進行したため、京都市では木製高欄の更新をはじめとした「三条大橋の補修・修景」が始動しています。改修される三条大橋の高欄には、特殊な寸法の京都市産ヒノキ材が使われます。今回(8月4日)、ACTR研究で開発してきた強度推定アプリを活用し、(一社)京都府木材組合連合会、京都府森林技術センターとともに、三条大橋の補修・修景で使用されるヒノキ材の強度性能評価(非破壊での強度測定等)に協力しました。

今後の木材利用ニーズの高まりにより、強度が明らかな材の需要が高まることが予想されます。木材の強度性能等の情報も共有可能なICTを活用した木材流通システムの構築について、関係機関と連携し、ACTR研究として取り組んでいきます。 

※高欄(こうらん):橋などの両側に設けた欄干(らんかん)

<参考ページ>                                                       三条大橋の補修・修景が進行中!2024(令和6)年春完成予定~2月22日より京都市公式YouTubeアカウントでPR動画を公開~

https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000294829.html

 

以下は、強度推定アプリを活用し、ヒノキ材の強度性能評価(非破壊での強度測定等)をしている様子