【広報協力】大橋申廣の写真絵はがきパネル展とミニシンポジウム

120年前のアフリカ・セーシェルで活躍した宮津の写真師

生命環境科学研究科 准教授 松田法子

 セーシェルで写真師として活動した大橋申廣は宮津出身の人物で、19世紀末にアフリカに定住し、成功した数少ない日本人のうちの一人である。明治26(1893)年頃に東アフリカの沖合約千kmの島嶼国・セーシェルに渡り、同地最初期の写真師として、街並みや人々の営み、風景、セーシェル特有の動植物などを撮影し、1903年頃から写真絵はがきとして販売した。日本で私製絵はがきの作成が許可・販売されたのが1900年であったことからも、大橋の先見性がうかがわれる。しかし大橋申廣の存在は、日本でも、セーシェルでも、ほとんど顧みられることがなかった。

 今回開催するシンポジウムでは、30年前から大橋申廣に注目し,その写真絵はがきの研究と収集につとめてきた元国際協力機構(JICA)職員/元中部大学教授の青木澄夫氏,セーシェルを所管する国際協力機構のケニア事務所長をつとめた同機構監事の佐野景子氏を報告者に迎え,松田法子が2019年末~2020年始にセーシェルで実施した現地調査の様子などを報告する。展示では,青木澄夫氏が収集した70余枚の絵はがきの大半をパネル化して展示する。

 

 

【展示】大橋申廣写真絵はがきパネル展

会期

2022/11/11(金)-20(日)9時~19時半(会期中無休)

会場

前尾記念クロスワークセンターMIYAZU 2階フリースペース(宮津市鶴賀2164-2)

*青木澄夫氏が収集した大橋申廣(S. Ohashi, S. S. Ohashi)の写真絵はがき70余点の中から拡大して展示する。

 

 

【ミニシンポジウム】セーシェルの写真師・大橋申廣

開催日時

2022年11月11日(金)14:00-16:00

登壇

  • 青木澄夫(元国際協力機構〈JICA〉職員/元中部大学教授)
  • 佐野景子(国際協力機構〈JICA〉監事)
  • 松田法子(京都府立大学准教授)

対面会場

前尾記念クロスワークセンターMIYAZU 2階会議スペース(宮津市鶴賀2164-2)

対面参加申込

  • 氏名・連絡先明記の上,下記までFAXまたはメールで申込み(先着順:★10/20受付開始~11/3締切)
  • ※お申し込み多数の場合,対面会場については地域住民の方を優先させて頂きます。

【問い合わせ・申込】宮津市教育委員会社会教育課(文化財保護担当)

  • FAX 0772(22)8438
  • E-mail b-shinkou☆city.miyazu.kyoto.jp ※☆を@に読み替えて下さい

オンライン会場定員:100名(無料・要事前申込) ※Zoomで開催予定

オンライン参加申込:以下フォームより申し込み(★10/6受付開始~締切11/9正午締切)

https://forms.gle/nngGtNdm33eUS4UCA

 

 

 

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