【開催案内】2022 場づくりLabo in 南山城村(KIRP主催)

【明日開催】2022 場づくりLabo in 南山城村 〜生業と地域〜

このプログラムは、自治体職員、地域づくり支援者、実践者等を対象に、住民主体のまちづくり の現場を体感してもらい、ディスカッションを通じて「地域づくり」を問い直すプログラムです。

今回は、高齢化・人口減少が進むなかで住民が住み続けるためのむらづくりで注目を集める、奈 良、大阪、三重の境にある京都府の南山城村を訪問します。南山城村では、2017年に「道の駅お 茶の京都みなみやましろ村」がオープンし、村の特産品である宇治茶のブランド化や新鮮な農産物 を求める人が訪れ、来場者数は年々、増加しています。また、それだけではなく、地域の生業を受 け継ぎ、新しい価値を生み出す地域商社としての役割を担っています。 本プログラムでは、道の駅を拠点とした「生業」や「生きがい」創出のための取り組みと地域づ くりとの関係性について、実際に、地域をあるき、地域住民のみなさんとワークショップ形式で ディスカッションを行います。

日程:現地フィールドワーク10/29(土)9:30~10/30(日) 12:00頃  1泊2日

 

概要

フィールド調査様子

■Part1 茶畑

9/16(金)に、「場づくり Labo 」のフィールドとなる京都府南山城村に行ってきました。
「道の駅 お茶の京都みなみやましろ村」や「南山城村移住交流センター やまんなか」、「旧田山小学校 は・ど・る」等、むらづくりの拠点となる施設に訪れました。
また、たまたま出会った移住者の方に茶畑の素敵な散歩コースを案内していただいたり、綿から糸を紡ぐ様子を見せていただいたり、アトリエに案内していただいたりと、移住者の方が地域に馴染まれ活き活きと暮らしている様子を間近に拝見しました。
当日は、お天気にも恵まれ、南山城村の魅力を満喫しました。
その様子を全6回に渡ってお届けしていきます。
まずは第一段として、「南山城村の茶畑」の風景です。

とっても美しいお茶畑の写真です

 

  

  

  

 

■Part2 移住と暮らし

今回は、「南山城村移住交流センター やまんなか」で偶然出会った児島さんご夫妻(数年前に大阪から移住してこられたそうです)が古民家を改装してつくられたギャラリー「手しごと和み」に訪問させていただいた様子をお届けします。
納屋を改装したギャラリーでは米袋をリユースしたバッグなど手作りのものを販売していたり、蔵には趣味で収集された古時計やキャラクターグッズがコレクションされていたり、お庭ではハーブを栽培されていたり、とっても素敵なところでした。
ご夫妻で、むらでの暮らしの豊かさを楽しんでおられるのがとても伝わってきました。
児島さん、どうもありがとうございました!

 

招き猫たちにお出迎えされながら、古民家に訪問させていただきました。

 

 

 

                          

               

 

 

 

■Part3 自然と植物

9/16(金)に、「場づくり Labo 」のフィールドとなる京都府南山城村に行ってきました。
今回は、南山城村の田山地区を歩いていて見つけた色々な植物の写真をお届けします。
栗の実や彼岸花、コスモスなどが見られ、秋の装いを感じられました。
また、胡麻の実や綿など、普段あまり目にしたことのない植物もあり、実り豊かなむらの様子が見てとれました。
紅葉の素敵なこの季節、自然の中をのんびり散歩したら、新たな発見があるかもしれません。

 

自然の中で、ワクワクする植物がいっぱいでした。

 

   

          

 

■Part4  実りから糸を紡ぐ

 

今回は、南山城村でギャラリーを営む児島さんご夫妻のご友人で、綿から糸を紡いで織物をされている方のお宅を訪問させていただいた様子をお届けします。
綿から種を除いて、糸を紡ぎ、その糸で織物をする。
手紡ぎならではの味のある糸、そして布へと形作られていく様子は美しく、感動しました。
南山城村では、「手作り」、「手しごと」が当たり前のようにあり、自然や物を大切に扱う村の方々の暮らしの様子を垣間見させていただきました。
綿の実から、糸を紡ぎ、織物の工程を見学させていただきました。

 

     

  

 

 

■Part5 場所と場

 

今回は、南山城村で住民の方々が活用されている施設をご紹介します。

南山城村の田山地区の核となる施設である旧田山小学校。
地域のイベントなどの開催はもちろん、カフェやパン屋、陶芸などのアトリエなどに、リノベーションされた小学校は、教育の場から、地域の方々のつながる場へと役割が変化し、今も地域の方々に大切にされてとても心地の良い空間でした。

また小学校の向かいにある移住・交流スペース「やまんなか」では、住民の方々が集い、つながる取組やイベントあり、いつも人々で賑わっています。そんな中、「タネ」の貸出?!お借りしたタネで植物が育ち、実ったタネを返却するシステム。貸出から返却までのサイクルの中で、植物が育ち、人がつながりができ、とても素敵な取組を発見しました!

最後に、「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」は、地域の総合商社の役割も担い、こちらもいつも賑わって、「売切御免」となることもしばしば。食堂「つちのうぶ」の定食は丁寧につくられてとても美味しく、そしてInstagramの投稿でお馴染みの抹茶スイーツは、絶品でした。
南山城村の魅力は、まだまだつづきます。

旧田山小学校・やまんなか・道の駅お茶の京都みなみやましろ村にて