【開催報告】2022年度場づくりLabo in 南山城村 〜生業と地域〜

開催概要

本センター主催事業「場づくりLabo(まちづくり人 材育成プログラム)」は、各地に出向いて、地域づくり のキーパーソンとの対話やフィールドワークを通じて地 域づくりを問い直すプログラムです。

近年、地域づくり の文脈で、場づくりに関心が高まっています。全国各地 で、地域内外の人や組織のつながりを再構築し、人と組 織の相互作用によって新しい活動や価値を生み出し、課 題解決につながるような活動が生まれています。そこで、 本センターでは、それぞれの活動や事業を担う「人」に 着目し、地域づくりの現場に出向いて、「まちづくり」 そのものを問い直すプログラムを開発しています。

2022年度は、過疎化が進むなかで住民が住み続ける ためのむらづくりで注目を集める、奈良、大阪、三重の 境にある京都府の南山城村を訪問しました。南山城村で は、2017年に「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」 がオープンし、村の特産品である宇治茶のブランド化や 新鮮な農産物を求める人が訪れ、来場者数は年々、増加 しています。今回は、道の駅を拠点とした「生業」や 「生きがい」創出のための取り組みと地域づくりとの関 係性について、実際に、地域をあるき、南山城村の地域 づくりのキーパーソンとディスカッションを行いました。 本事業の主眼は「人」です。ただ、それを「場づく り」の「Labo」でおこなうことが特徴です。つまり、 単に個人の成長に焦点を当てるのではなく、「Labo (研究室)」で起こるような予想もしていない化学反応 に注目しています。参加者のアンケートからは、地域 キーパーソンとのやりとりや 話し合いに対する評価が高 く、南山城村が持つ場所としての魅力に触発され、相互 作用によって、参加者にも変化が起こったことが伺えま す。 あわせて、人材育成プログラムの効果について、参加 者自身の成長に留まらず、地域キーパーソンや地域社会 への影響や、学内へのインパクトについてどのように評 価をしたらよいのかを考える研究会を立ち上げ、3回開 催しました。

開催報告

2022_Report(Minamiyamashiro-mura)

 

チラシ

 

2022年度の場づくり Laboの映像です!