【2023ACTR成果発信】綾部市君尾山光明寺 現地調査

研究テーマ:文化庁MALUI(マルイ)連携による綾部市君尾山(きみのおさん)歴史ふるさと活性化事業―「国宝二王門と巨樹の森」の魅力発信と次世代継承―

研究代表者:文学部 横内 裕人 教授

MALUI連携とは、M(博物館)A(文書館)L(図書館)U(大学)I(企業)の文化資源情報を集約し、地域において活用を行う事業です。

2023年9月11日(月)から13日(水)まで綾部市君尾山光明寺にて、今年度第1回目の現地調査を行いました。今年度のメイン調査は、四国八十八箇所霊場石仏の実測です。調査の結果、石仏が文政8年(1825)に制作されたもので、二王門前と古井・山内からの参詣道入り口、合計三箇所に分散しておかれていることがわかりました。山内の石仏は覆い屋が倒壊し、土砂に埋もれている個体もあり、今後の保存に向けて措置が必要です。最終日には、上林中学校の生徒15名と教員が合流し、二王門前石仏覆屋の芳名板を調査したり、本堂で「推し仏」調査に邁進しました。今後は地元関係者や上林中学校と連携して石仏調査を進めていきます。

9月15日の「あやべ市民新聞」にも取り上げられています。

https://ayabe.city-news.jp/?p=14003