【開催報告】 2023 場づくりLabo in 与謝野町〜農と食と地域〜(KIRP主催)

 9/30(土)、10/7(土)および10/8(日)に、京都府与謝野町をフィールドとして、まちづくり人材育成プログラム「場づくりLabo in 与謝野町〜農と食と地域〜」を開催しました。

 今回は、農と食の価値を活かした地域づくりをテーマに、与謝野町らしい風土、地質、地形を生かした米や野菜づくり、食を通じた内外とのつながりと地域づくりの関係性について、地元の農家、料理人、ローカルベンチャーのキーパーソンから話を聞き、参加者のみなさんとワークショップ形式で話し合いをしました。

10月7日(土)
「かや山の家」を運営する青木博さん・梅田優希さん、「まさ農園」の木村正典さんと木村有紀子さんご夫妻にお話をお聞きしました。事業を始めたきっかけや、地域との関り、移住者との関係づくり、今後の課題などについて、地域で事業に取り組んでいるからこその楽しさや大切にしていることなどを交えてお話いただきました。皆さん、「自分たちが地域を何とかせねば!」という気負いは一切なく、日々の暮らしを楽しく豊かにするために、自分ができることに取り組んでおられるという印象を受けました。この日は、爽やかな秋晴れの中、「まさ農園」さんの棚田を見学しました。「かや山の家」ではジビエ料理を堪能し、宿泊させていただき、与謝野町の食と農を満喫させていただきました。
10月8日(日)
山添藤真 与謝野町長、(株)ローカルフラッグの濱田祐太さん、去年の場づくりLaboのキーパーソンであった森本健次さん((株)南山城 代表取締役)、当センターの川勝健志センター長の4名のディスカッションを通して、与謝野町の経済・雇用・人材育成などの好循環を生みだす持続可能な地域づくりについて考えました。ローカルベンチャーとしての濱田さんの熱意や勢い、山添町長のまちづくりの哲学、森本健次さん((株)南山城)の使命感と苦悩などが、ひしひしと伝わってきました。この日は、(株)ローカルフラッグが立ち上げた醸造所兼コミュニティスペース「 PUBLIC HOUSE TANGOYA」 で、ランチとクラフトビールをいただきました。クラフトビール「ASOBI」は格別でした!
 今回のプログラムを通して、自分たち一人ひとりが、まず一歩踏み出すことが大切だと感じました。この場づくりLaboが、その一歩を踏み出すきっかけになっていたら嬉しいです。
皆さん、本当に本当にありがとうございました!
<概要>

日時 :①事前学習 9/30(土)(オンライン)
②フィールドワーク:10/7(土)~10/8(日)

訪問先:
与謝野町温江  ①かや山の家(1日目の会場、食事と宿泊)②まさ農園
与謝野町下山田 ③与謝野駅周辺 ④PUBLIC HOUSE TANGOYA

参加者:府内の自治体職員(福知山市、舞鶴市、宮津市、宇治市、京都市ほか)、まちづくり支援者など14名(一日のみの参加を含む)

協力いたいだいた皆様:
・江種里榮子さん (e.g. u.代表)
・ 青木博さん・梅田優希さん((株)かや山の家運営委員会)
・木村正典さん・木村有紀子さん(まさ農園)
本学地域貢献型特別研究(府大ACTR)「大江山連峰の地質と地形を生かした自然循環農業の町づくり」土壌化学研究室 との共同研究協力者

・濱田祐太さん((株)ローカルフラッグ 代表取締役)
・山添藤真さん(与謝野町長)

・森本健次さん((株)南山城 代表取締役)、兜岩知也さん(兜デザイン)

現地フィールドワーク10/7(土)~10/8(日)の様子

 

開催報告

2023_「場づくりLabo in 与謝野町」開催報告(1007-1008)