2025年度センター関係者メッセージ

センター長

岩崎 雅史(生命環境科学研究科 教授)

昨年度は、素晴らしい地域貢献研究の数々をご報告いただき、個人的にもたくさんの示唆と学びを得る充実した1 年となりました。いろいろとご尽力くださった皆様に心から感謝申し上げます。
今年度も地域と大学が互いによい刺激を与え合い、それぞれの「味」を深め合いながら、豊かな地域社会の形成に向けてさらなる進化を遂げられることを願っております。KIRP としては昨年度までの取り組みに加え、今年度はこれまでの研究成果が府内全域で最大限に活用されるような仕組みづくりに挑戦します。とりわけ、KIRP データベースの魅せる化は重要な課題であり、地域の方々が大学との協働を積極的に考えられるように、真のオープン化を図りたいと考えています。

副センター長

上杉 和央(文学部 教授)

副センター長を仰せつかり、2 年目となりました。最近は各地で歴史や文化を活かした地域づくりが盛んとなっています。そうした現場にお邪魔する機会も多くなりましたが、各地で大学と地域との連携が進んでいることを肌で感じます。そうした状況下においては、府立大学らしい取り組みとはどういった点にあるのかを考え、それらを積極的に発信することが不可欠だと思います。幸い、KIRP はそうした分野にも造詣の深いセンター長で現体制が組まれています。これからも、KIRPとして効果的な発信に取り組んでいければ、と思います。

副センター長

岡 真優子(生命環境科学研究科准教授)※新任

京都は、長い歴史と豊かな文化に加え、四季折々に移ろう美しい自然も大きな魅力の一つです。大学時代に、東海道五十三次の西の起点である三条大橋にある土下座像の前で友人と待ち合わせ、寺院を気ままに巡った楽しい思い出があります。近年では海外からも多くの観光客がこの地に魅了され、京都を訪れています。この京都の魅力を未来へと受け継ぐため、KIRP の一員として地域貢献活動に携わる機会を得ました。この一年間、京都の文化遺産や森林、海洋資源、農業・畜産といった地域の多様な営みを学びながら、京都府立大学と地域社会とのつながりを実感できるセンターの運営に積極的に関わっていきたいと考えています。

企画調整マネージャー

岩松 義秀(公共政策学部客員准教授)

KIRP はこれまで、研究という視点を持って試行錯誤を繰り返しながら地域貢献に繋げるための組織として進化してきたのではないかと考えています。
地域が主体となって地域に根差した政策を策定することが地域の振興発展には必要ですが、そこで重要なのは未知の事柄を探求し、新たな知識や発見を生み出すための体系的な探究活動である研究という視点が必要になると考えています。
これまで分野を超えた交流や協働連携を実務で進めてきたところですが、研究においてもその重要さを知る昨今です。新体制は、まさしく分野・領域を超えた体制ですので、叡智を絞り、また、多くの府民の方々とともに地域課題の解決に向けて取り組んでいきたいと考えています。