研究活動の要約
宇治茶は、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)や玉露といった高級茶に特化しているのが特徴ですが、その独自性を客観的に示したデータは多くありません。京都には古くから在来の茶園があり、特徴的な宇治茶品種が生み出されましたが、それらの類縁関係は良く分かっていません。また、宇治茶栽培では、被覆栽培という手法で碾茶や玉露を生産しています。しかし長期間にわたる過度の被覆栽培によって、茶樹がストレスを受けて弱体化し収量低下が問題となっています。
そこで、以下の2つの点から研究を行いました。(1) 宇治茶品種と京都府内の在来茶園にあるチャの類縁関係をDNAレベルで調査しました。(2) 被覆栽培によってチャが受ける影響を遺伝子レベルで明らかにするため、遺伝子発現の調査を行いました。
| 採択年 | 2015 | 
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| 対象地域 | 宇治市 | 
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| ファイル | 京都府産宇治茶の独自性・優位性に関する遺伝的・栽培生理的研究 (PDF, 329 KB) | 
