研究活動の要約
本研究は、刑務所等を出所して、地域で新たに安定した生活を開始しそれを維持していこうとする女性に対する、更生保護施設における支援のあり方について、女性固有のニーズに注目しながら検討することを目指してスタートしました。まず更生保護施設を退所した方の個別インタビューを行いました。そこから、単身で就労している方が、他愛ない会話や人と一緒に食卓を囲む機会を望んでおられることがわかり、更生保護施設でできることについて検討し、調理実習を含むグループプログラムを実施しました。
またその一方で、近年拡大傾向にある更生保護施設における支援役割について検討する中で、プログラムを実体化する場である施設や、そこで直接支援にあたる職員の状況について把握する必要があることが確認されました。そこで、今回は京都市内の白光荘を含む全国7箇所の女性専用更生保護施設を対象として、現地訪問調査(施設視察・施設長を対象としたインタビュー)と質問紙調査を行いました。
採択年 | 2018 |
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対象地域 | 京都市 |
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キィワード | |
ファイル | 刑事施設を出所した女性の円滑な地域生活導入に向けた更生保護施設の役割の検討 (PDF, 4 MB) |