研究活動の要約
京丹後にある15の海水浴場の特色を明確にするために調査・研究を実施した。おもな活動内容は『①海水浴場ごとの現地調査』『②海水浴場ごとの特色の視覚化』『③現地調査結果に対するデータ分析』の3つに分類される。①については7〜10月のできるだけ天候のよい日を選んで実施し、遊泳領域内における水深、潮流、岩礁率に関するデータを収集した。水深&潮流調査では海底の凹凸をとらえる必要があるため、海岸線の曲率も踏まえて遊泳領域を格子状に区切り、各格子点における水深を泳ぎながらロープを用いて測定した。なお、水深が浅く岩礁が点在する海水浴場では座礁リスクを伴う船からの調査は不適切であり、調査点で停留させる難しさと煩雑さなどを考えても人力での調査が最善手と判断した。岩礁率調査では上空からドローンを用いて岩礁エリアを確認し、岩礁エリアの大きさが分かるような写真を撮影した。また、PR動画を作成する際に必要となる映像素材も集めた。②では①で得られた水深データをもとに海水浴場ごとの海底3Dマップを作成した。2022年度のPR動画作成&公開に向けて、予備的に簡易なインスタグラム動画の作成&公開にも取り組んだ。③では①で得られた行列形式の水深データに対して主成分分析を行い、海水浴場ごとの海底の特色を数値化した。
採択年 | 2021 |
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対象地域 | 京丹後市 |
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ファイル | 京丹後の海の魅力あるブランディングに向けた海水浴場の調査・分析および デジタルアーカイブ化 (PDF, 824 KB) |