京都府北部の生物多様性の保全戦略策定にむけた希少生物と地域生態系の把握、ならびにその体制整備に関する研究

研究活動の要約

京都府北部海岸域の貴重な植物および昆虫の生息状況とその特異性を、専門家の踏査や情報収集、市民との共同調査、ならびに遺伝子解析によって調査した。得られた成果を今年度で統合する2小学校の児童に披露するとともに、神崎海岸での観察会を開催した。地域研究者の育成と地元市民による地域生態系把握体制の確立の端緒として、地元市民とともに由良川河口域および由良ヶ岳山麓におけるバッタ類の調査の意義を伝達する学習会を開始し、実際に共同採集調査を行った。その後も地域市民が収集したバッタ類の標本を大学に収蔵し、分布情報を共有する目的で環境省の3次メッシュにオーバーレイしてデータベース化することを開始した。得られた情報の一部を府のRDB改定等の自然環境保全施策基礎情報として提出した。

採択年2010
対象地域京丹後市
種類
キィワード
ファイル京都府北部の生物多様性の保全戦略策定にむけた希少生物と地域生態系の把握、ならびにその体制整備に関する研究 (PDF, 1 MB)