研究活動の要約
6月24日に京都府下のタケに関わる各種団体や研究協力機関全てを交えた合同の会合を開催するとともに,その中で意見交換やアンケート等を行うとともに結果を整理・解析した.7月23日に竹林問題の専門家を招いて勉強会を開催し,最近の動向を議論した.
竹林の二酸化炭素固定能に関して,竹林の手入れの有無が生態系の二酸化炭素固定能にどのような影響を与えるかを見るため,長岡京市内にモデル放置竹林とモデル管理竹林を設置し,それらの竹林において,タケの地上部のみならず根茎をも含めた調査研究を行い,二酸化炭素固定能を精確に把握した.
竹材(特に竹炭)の合目的利活用法に関して,竹炭の土壌改良材としての効果を,京野菜栽培現場で実践調査研究するとともに,竹炭職人がいう「良い竹炭」とはいかなるものかについて,科学的な実験を行い,工業材料としての竹材や竹炭の信頼性の向上をはかった.
採択年 | 2010 |
---|---|
対象地域 | 長岡京市 |
種類 | |
キィワード | |
ファイル | 竹林拡大の解決のための科学的実践的学際研究 (PDF, 262 KB) |