総合的快適感の向上によるエコオフィス活動の推進に関する研究

研究活動の要約

温暖化対策として増加が顕著な民生用エネルギー(家庭部門,業務部門)の省エネルギー対策は重要である。そこで,省エネルギーに繋がる取組について,オフィスでの実証実験と執務者のアンケート調査などを通じて,総合的快適感の観点から検証し,楽しく快適に行える方法を検討する。特に,温熱以外の環境要因の効果の解明を目的としている。府立大学では,視覚・聴覚等の要因が温熱的不快感を低減することをこれまでの実験で明らかにしており,現場に応用することを意図した。行った活動は,(1)エコオフィス活動の現状を探るためのアンケート調査,(2)実際のオフィスでは2種類のアロマ(ミント系,オレンジ系)による「総合的快適感」,「温冷感」,「涼暖の印象」などの心理評価に与える効果に関する実験,(3)実験室では,快適温度(27℃)と暑くて不快な温度(33℃)において観葉植物,ぬいぐるみ,キャンドルの実物と写真を提示して心理評価を測定する実験,を行った。

採択年2013
対象地域京都府全体
種類
キィワード
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