研究活動の要約
寺社仏閣の多い京都では、お盆の時期に合わせて多くの盆小菊が出荷される。盆小菊は春先から挿し芽や冬至芽で栽培され、8月上旬に収穫・出荷が行われるが、近年の不安定な気候、特に春から夏にかけての高温により、開花時期が揃わずに安定出荷が難しくなってきている。開花期を前もって予測できれば、夏の安定出荷につながることから、京都の赤色品種「紅式部」と、広く栽培される白色品種「白山手」について、春から夏にかけて葉と茎頂分裂組織の詳細な観察と、遺伝子発現解析のためのサンプル収集を行った。尚、京都の小菊栽培はほとんどが零細農家による露地栽培であるため、研究栽培も京都市精華町にある京都府立大学附属農場の屋外圃場で行った。
採択年 | 2013 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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ファイル | 小菊の開花期予測を可能にする形態マーカーの開発 (PDF, 299 KB) |