ニホンジカの食害による貴重な植物群落の被害実態と植生復元方策に関する研究

研究活動の要約

日本の代表的な大型哺乳類であるニホンジカは1980年代から個体数が増加し農林業への被害をもたらし問題となっていた。1990年代には,さらに自然植生へ大きな影響を与えている。京都府下では,丹波山地のほとんどの地域がシカの食害を受け,さらに八丁平湿原や天然記念物の深泥池などの湿原植生も激しい食害を受けている。そこで,本研究では,京都府文化環境部環境・エネルギー局自然環境保全課が京都府レッドデータブック地形・地質・自然生態系編の改訂版を作成するに当たって,過去10数年間のシカによる植生破壊の現状を調査し,その結果をレッドデータブック「地域生態系」の章に反映させることを目的としている。

採択年2014
対象地域京都府全体
種類
キィワード
ファイルニホンジカの食害による貴重な植物群落の被害実態と植生復元方策に関する研究 (PDF, 461 KB)