食品ロス削減に向けた社会実験研究 – 精華町の実態を踏まえた効果的な施策に向けて

研究活動の要約

現在、世界全体で生産される食品の約1/3が無駄になっており、大きな問題になっています。もともと食べられるのに捨てられた食品のことを食品ロスといいますが、日本でも毎年約600万トンの食品ロスが発生しており、しかもその約半分は家庭で発生しています。
この研究は精華町の食品ロスを減らして、精華町のごみ問題と世界の食品ロス問題の解決に貢献することを目指しています。3年計画の3年目である今年度は、町内住民に対するアンケート調査を実施、さらに1年目、2年目の成果を踏まえて、精華町と協力して冷蔵庫整理に焦点を当てた食品ロス削減キャンペーンを3か月間実施、各種の啓発活動を行いました。また町内1地区を研究対象に設定し、その地区の全戸に訪問して調査兼キャンペーン周知活動を行いました。さらにキャンペーン前から燃やすごみ量を継続的に把握、またキャンペーン前後のアンケート調査とキャンペーン後のごみの調査により、キャンペーンの実施効果を分析しました。また精華町と協力して2つのイベントで食品の寄付を募るフードドライブを実施し、フードドライブの今後の可能性について検討しました。

採択年2019
対象地域精華町
種類
キィワード
ファイル食品ロス削減に向けた社会実験研究 - 精華町の実態を踏まえた効果的な施策に向けて (PDF, 481 KB)