研究活動の要約
本研究では、南丹市美山町の田歌舎の里山をモデル地区として、地域の力で里山の植生回復を実践していくための手順を整理し、植生の回復状況を継続的にモニタリングする簡便な手法の提案を行った。具体的には、①植生回復対象範囲への防鹿柵の設置を行なった上で、カメラを設置しシカの侵入の有無をモニタリングした。そして、②聞き取りによるモデル地区内に残存する植生とその場所を把握した上で、適切な植生調査場所・ルートを検討し、現況調査を行なった。さらに③Stroly mapによるモニタリングデータの見える化、④観察会の参加者によるStroly mapの活用と意見聴取を行った。また、⑤将来的に回復してほしい植生を把握するために、かつての植生についての聞き取り調査も行なった。
採択年 | 2021 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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ファイル | 取り戻そう!!地域の里山植生:地域でできる里山の植生回復とモニタリング手法の開発 (PDF, 605 KB) |