研究活動の要約
現在、再生可能エネルギーである木質バイオマスの燃料利用が注目されている。しかし、木質バイオマスから発生する木質灰は、産業廃棄物として有料で処理されており、木質バイオマスの燃料利用のコストを上げる要因の一つとなっている。そのため、本研究では、木質バイオマス燃料から発生する木質灰の肥料としての効果を検討し、現状で処理費の発生している灰を、逆に肥料という資源として有効利用する方法を明らかにすることを目的とする。まず、燃却灰の性状解明のため、エネルギー分散型X線分析装置を用いた無機元素の定性分析燃却灰の特徴づけを行い、また、植物成長量試験においては、土壌に燃却灰を混合させることから土壌と混合させた際のpHも測定した。次に、燃却灰混合土壌を用いた植物の生長量試験を行い、実際の植物の成長に与える影響を明らかにした。
採択年 | 2016 |
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対象地域 | 京都市 |
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ファイル | 木質ペレット燃却灰の有効利用方法に関する研究 (PDF, 524 KB) |