研究活動の要約
府立大学や京都府研究機関で保有している作物遺伝資源のうち、京野菜のように事業化されて府内に広く普及できるものではなくても、一定の地域内で支持されるブランド農産物として育成することが可能なものを研究対象としています。亜熱帯原産であるが京都府で無農薬栽培が可能で豊産性のダイショイモ、京丹後市に自生する野生集団に由来するハマボウフウからの有望系統、低農薬化が可能であるとともに特徴的な果実品質を示すトウガラシ系統、耐病性が強く機能性成分含有量の高いマスカディンブドウにおける省力的な樹形のための改良系統等の選抜と栽培技術の開発を行っています。また、抹茶の原料の副産物として、現在は付加価値の高い利用法が無いがテアニンが豊富でカフェインとカテキン含有量の少ない特徴を持つ「てん茶の茎」の有効利用法についても検討しています。
採択年 | 2009 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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ファイル | 京都府における作物遺伝資源を活用した地域ブランド農産物産地の形成に関する研究 (PDF, 351 KB) |