京のブランド産品花菜に根こぶ病を引き起こす病原菌の生理、生態に関する調査研究

研究活動の要約

「花菜」は明治時代に伏見の農家が切り花として栽培したのが始まりと言われている京の準伝統野菜です。長岡京市は昭和中期に国内で初めて花菜を食材として生産ベースに乗せた市町村として知られており、現在、花菜は市の特産品として市内北部を中心に約14ha栽培されています。また近年は「京都こだわり生産認証制度」を導入し、栽培履歴をすべて記録、管理することによって、食の安心安全を求める消費者の指向に応えています。しかしその一方で、特定の人気品種への栽培の偏りや連作の影響により根こぶ病が多発し、その被害が深刻化しています。そこで私たちは今年度、その問題解決に向けて必要な情報を集めることを目的として、当該地域で根こぶ病を引き起こしている病原菌の実態調査を行いました。

採択年2013
対象地域長岡京市
種類
キィワード
ファイル京のブランド産品花菜に根こぶ病を引き起こす病原菌の生理、生態に関する調査研究 (PDF, 455 KB)