他素材との組み合わせによる「西陣織+X」製品の開発とマーケット調査による若者評価及び開発の方向性の検証

研究活動の要約

西陣織産業の低迷が続いている現在、西陣織文化を支え発信していく重要な要として存続してきた西陣意匠紋紙工業協同組合も厳しい状況に直面し、現代社会に適応した魅力ある西陣織製品の研究・開発・生産・流通のあり方が求められています。本研究では、「西陣織の新しい感性の創造と発信」を求めて、「皮素材等の異素材(X)と組み合わせた新しい感覚の西陣織開発」「緯糸の色変換による伝統的紋意匠・西陣織の応用開発」「紋紙を活用した製品デザイン開発」などを軸に、新たなライフスタイルを提案できる「西陣織+X」製品の開発を検討してきました。特に、「西陣織+異素材X」製品の創新を目指し作品製作を展開してきました。また、多くの織屋が建ち並んでいた西陣地区で西陣織と異素材を用いたアートを展開し、住む人や訪れる人が楽しむとともに、その地の文化や歴史、かつてのにぎわいの「気配」に触れることができる空間を検討してきました。

採択年2014
対象地域京都府全体
種類
キィワード
ファイル他素材との組み合わせによる「西陣織+X」製品の開発とマーケット調査による若者評価及び開発の方向性の検証 (PDF, 369 KB)