丹後宮津を中心とした歴史文化遺産のデジタル計測とその活用

研究活動の要約

宮津市成相寺には、鎌倉時代の石造地蔵、室町時代から江戸時代の板碑など、豊富な石造物が知られている。また、本堂に向かう参道の石垣は、勾配もゆるく古い形状をとどめている。これらについて、デジタル技術を応用しながら、現状の記録化をおこなった。石垣や大型の板碑については、写真測量を実施し、その平面形や立面形についての図化をおこなった。あわせて他の石造物について実測調査を実施し、銘文についても検討し、成相寺の変遷のなかに中世の石造物を位置づけた。そして、宮津市府中地域には大谷寺や本坂道の板碑群など、特色ある中世の石造物があり、これまでの調査によって図面を蓄積してきたが、今回、あらためて製図をおこない、「宮津市府中地域の板碑調査」としてまとめた。

採択年2015
対象地域宮津市
種類
キィワード
ファイル丹後宮津を中心とした歴史文化遺産のデジタル計測とその活用 (PDF, 564 KB)