研究活動の要約
京の準伝統野菜である「花菜」は、長岡京市の特産品の1つとして市内北部を中心に精力的に生産されてきたが、近年、根こぶ病が頻発し、問題となっている。化学農薬の予防的散布と抵抗性品種の作付に依存した現状の防除体系の中で、抵抗性品種の罹病化が確認されはじめていることから、今後は化学農薬により依存した防除体系になることが予想される。化学農薬の多用は耐性菌の出現を誘発する可能性があることから、過度に依存しない防除体系を構築することが重要と考えている。そこで今年度は、当該地域における圃場の土壌診断による発病危険度予測の試み、抵抗性品種の罹病化状況の把握と既存の抵抗性品種の有効性の検証、また化学農薬に代わる防除手段の探索を行った。
採択年 | 2015 |
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対象地域 | 長岡京市 |
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ファイル | 京のブランド産品花菜に根こぶ病を引き起こす病原菌の生理、生態および防除に関する調査研究 (PDF, 436 KB) |