研究活動の要約
2019年度から新たな森林経営管理制度として国の森林環境譲与税による助成措置が始まり、精華町においても新たな森林経営管理制度に対応する必要がある。本ACTR研究は、①精華町内の森林保全について具体的な指針を定めるため、森林ゾーニング案を作成すること、および、②個々のゾーンについて、具体的な森林管理保全指針を作成するとともに、町内に設定したモデル地区において資源量を把握した上で、森林管理保全指針の具体策の適否について、実証的に検討することを目的としている。
本研究は2年計画で実施しており,2年目の本年度は②に取り組む予定であった。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、現地調査を要する資源量把握、及びモデル地区における森林管理や木材利活用のあり方の具体的な検証が実施できない状況になった。このため、本年は1)昨年に引き続き里山自然度調査および生物多様性調査を行うとともに、2)昨年提案したゾーニング案の精華町森林整備計画や第5次総合計画との関係、各ゾーンの現状と課題、望ましい森林の姿、モデル地区とその活動について整理を行った。そして、最終的な目標であった3)の森林管理保全指針の策定を行った。
採択年 | 2020 |
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対象地域 | 精華町 |
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ファイル | 精華町における森林ゾーニングと森林管理保全指針の作成 ~精華町森林管理保全指針に基づく森林資源量の把握とその利活用~ (PDF, 8 MB) |