羽毛と鶏卵卵殻膜の100%再資源化システムの開発 -府内地方養鶏業発の新産業創成を目指した取り組み-

研究活動の要約

京都府内には畜産業を主要とする地域も多くあります。これら産業からは日々大量の廃棄物が生じ、関連業者はその処理に頭を抱えています。特に養鶏業からの廃棄物量は多く、鶏肉や液卵の製造過程で羽毛と卵殻部(卵殻と卵殻膜)が大量に発生します。一部飼料として再資源化する努力がなされていますが、付加価値のある再利用先の展開は無く、大部分はお金を払って焼却処理されているのが現状です。
このような背景から本研究では、今までの「廃棄物にお金を払う」のではなく、「廃棄物でお金を稼ぐ」という逆転の発想で、養鶏業者自らが廃棄物を高付加価値原料へと再資源化するシステムを提案、検証し、将来的な地方養鶏業発新産業創成へと繋げることを目的に活動を行いました。なお、本研究は令和2年度からの継続課題(2年目)となります。

採択年2021
対象地域京都府全体
種類
キィワード
ファイル羽毛と鶏卵卵殻膜の100%再資源化システムの開発 -府内地方養鶏業発の新産業創成を目指した取り組み- (PDF, 297 KB)