研究活動の要約
本研究は、近代に御所から京都府下の各所に下賜された建築群の存在に着目し、下賜が如何にして行われ、下賜建築がどのように転用され利用されたのか、その実相を把握するとともに、その事実に如何なる意味や歴史性があるのかを明らかにすることを目的として取組んだ。
大正・昭和期の両「御大礼」の際に造営された御殿群の構成を明らかにし、それらの下賜先を把握し、ヒアリング調査および現存する下賜建物の遺構について実測調査を現地で行った。調査により得られたデータより、大礼建築の下賜とその建物の転用についての特徴を検討した。現存する遺構については、大礼の下賜建物の今後の活用に向け、その基本的な考え方と方向性について検討した。
採択年 | 2010 |
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対象地域 | 京都市 |
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ファイル | 京都御所から京都府下の市町村に下賜された建物に関する建築史的研究 (PDF, 1 MB) |