研究活動の要約
近年深刻化が指摘されている薬物乱用・依存については、予防や再発防止に向けての積極的な対応が求められています。しかし、これらの問題が実際に起こった場合には、なかなかすぐに周りに相談しづらく、とりわけ地方都市部においては、こうした傾向は強いようです。既存の関係相談窓口の受付件数も、マスコミ等で報道されている検挙者数等に照らすと圧倒的に少なくなっています。このような状況を踏まえて、本研究では、薬物関連の問題で悩みを抱えるご本人やご家族が利用しやすい相談・支援のあり方の検討するため、以下の活動を実施しました。
(1)薬物依存者を対象とするピアグループミーティングの実施
(舞鶴市内において1ヶ月に1回)
(2)薬物依存者のご家族等を対象とするグループミーティング
(舞鶴市内において1ヶ月に1回)
(3)ご本人とご家族が直面している心理・社会的困難とニーズについてのデータの収集と分析
(4)治療・援助者への聴き取りによる当該地域における相談・対応の概況の把握
(5)薬物依存者のご家族等を対象とするワークショップの開催
採択年 | 2009 |
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対象地域 | 舞鶴市 |
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キィワード | |
ファイル | 京都府北部地域における薬物依存についての相談・支援のあり方に関する研究 (PDF, 106 KB) |