研究活動の要約
近年、府内各地で大きな社会問題となっている放置竹林問題の解決の一助として、京都府の放置竹林等から得られる未利用竹資源を高付加価値化して、京都の持つ伝統的なブランド名を、科学的裏付けをもってさらにブランド化した製品を製造するための基礎を確立することを目的とし、研究を行った。3年計画のうちの2年目である平成30年度は、主として竹の加工特性のうちで重要となる熱軟化特性や竹炭の吸湿特性等について検討を行った。竹の熱軟化特性では発筍から当年初期のうちは熱軟化温度に大きく差が生じるものの、その後は若干の変化はみられるものの大きな差異は認められなかった。竹炭については、備長炭と同じ炭の焼き方をした場合、備長炭のそれよりも吸湿特性が良いといえた。
採択年 | 2018 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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ファイル | 京の竹工芸の科学によるブランド化と市場創生のための基礎的研究-放置竹林撲滅・地域活性化に向けて- (PDF, 354 KB) |