研究活動の要約
「花菜」はナバナとも呼ばれ、抽苔した花蕾と茎葉を食用にするツケナ類の総称である。京都府において花菜は「京のブランド野菜」として生産振興が図られており、その作付面積は府内全体で約30ヘクタール、主要な産地は長岡京市、和束町、亀岡市などである。近年、その生産現場において根こぶ病の発生事例が増加し、安定生産を脅かす問題となっている。そこで私たちは根こぶ病防除体系の確立に向けた調査研究を進めている。具体的には、(1)花菜栽培前の土壌診断による根こぶ病発病危険度や被害程度の予測手法の確立、(2)化学農薬に代わる防除手段の探索と検証、(3)土壌中の病原菌密度が高く花菜栽培が困難な圃場における回復手段の探索と検証を行った。
採択年 | 2017 |
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対象地域 | 長岡京市 |
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ファイル | 京のブランド野菜「花菜」の根こぶ病防除体系の確立に向けた調査研究 (PDF, 450 KB) |