研究活動の要約
チャ樹の害虫である「チャノハマキホソガ」という小型の蛾類の防除法を構築するため,まずその土台となる本種の基本的な情報を収集した.チャノキはツバキやサザンカと近縁な植物であり,この蛾がツバキやサザンカも餌として同等に好むなら,茶園以外のツバキやサザンカでの発生も念頭において防除案をたてる必要がある.そこで,チャノハマキホソガの雌成虫が,ツバキやサザンカにも卵を産みつけるかを調べた.また,自生しているツバキ(ヤブツバキ)や,垣根のサザンカで発生している本種と,茶園で発生している本種とのあいだに,何らかの遺伝的な違いが見られるかどうかを,日本各地のサンプルを用いた遺伝子解析によって調べた.
採択年 | 2013 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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ファイル | チャ樹の害虫「チャノハマキホソガ」の防除に向けた生物学的基盤情報の整備 (PDF, 337 KB) |