地域文化遺産を活用するための調査・記録・情報化の研究ー八幡市域を中心とした文化情報学研究の確立ー

研究活動の要約

八幡市域は石清水八幡宮を中心に、歴史、文化遺産の多いまちである。この一年間、教員と学生ともに、現地調査をおこない、この多様な文化遺産を以下のかたちで記録、情報化した。
①村の鎮守である各地の神社の常夜灯、鳥居の銘文や寸法を調査し、神社と地域の歴史を考察
②市内の家に所蔵されていた古文書を調査し目録を作成、江戸時代の八幡の歴史が判明
③石清水八幡宮と男山が描かれた江戸時代から明治時代の地図や、当時のガイドブックを比較して、明治初期の廃仏毀釈など歴史の変遷を解明
④橋本駅から八幡市駅の間の旧大坂街道を踏査し、数多くの道標や近代建築、景観などの貴重な文化遺産の確認
⑤京都府の行政文書「村誌」を翻刻し、明治前期の八幡各地(大字単位)の生活、経済、寺社の貞享を明らかにし、当時の地図に反映させ、視覚的に当時の状況を再現した。

採択年2009
対象地域八幡市
種類
キィワード
ファイル地域文化遺産を活用するための調査・記録・情報化の研究ー八幡市域を中心とした文化情報学研究の確立ー (PDF, 727 KB)