地域における食育の推進による健康づくりに関する研究

研究活動の要約

要旨:本研究は、生活習慣病(成人病)の予防を効果的に実施するために、地域における食育の推進によって胎児期、乳幼児期から生涯にわたる健康づくりを推進することを目的とした。
①妊婦・出生時リンク調査:平成21年度のACTRにより実施した南丹市、長岡京市、精華町の妊婦約200名を追跡し、妊婦の体格、食生活と出生時体重との関連を検討した。
②5歳児調査:平成21年度の福知山市に続き、京丹後市、宮津市、与謝野町、伊根町、長岡京市において保育所(園)に通所する5歳児の母親を対象に子どもの食生活・生活習慣調査を実施した。長岡京市においては食育推進計画のベースライン調査とした。
③学童調査:京都市内の一小学校において栄養教諭と連携して楽しい給食をめざした食育を実践し、評価した。研究分担者の楠は長浜市立小学校において、アレルギーと生活習慣に関する調査を実施した。
④成人調査:京都市内の一病院における人間ドック受診者に、出生時の妊娠週数と出生体重を調査し、出生体重と成人後の腹囲、血圧、糖代謝、内臓脂肪症候群との関連を検討した。

採択年2010
対象地域京都府全体
種類
キィワード
ファイル地域における食育の推進による健康づくりに関する研究 (PDF, 1 MB)