宇治田原産お茶副産物の有効利用

研究活動の要約

お茶の生産と製造で発生する廃棄物を有効利用するために、お茶の抗菌作用や免疫応答の制御能力に着目しました。畜産では、病気にかかりやすい幼動物に対して抗菌剤の利用が一般的でしたが、近年では抗菌剤の使用をやめたり使用量を低減することが目標になっています。しかし、家畜の疾病予防の方策を全くとらずに生産を維持することは困難です。そこで、宇治田原町で発生する茶製造副産物を用いた養豚用の新規資材の開発につながる研究をしました。秋番茶を刈り取ったあとの制枝で発生するクズは一般に廃棄されます。これを、宇治田原町役場のご協力を得て回収し、ブタの病原菌に対する抗菌効果、ブタの免疫応答性の向上効果、腸内細菌に対する副作用を調べました。

採択年2010
対象地域宇治田原町
種類
キィワード
ファイル宇治田原産お茶副産物の有効利用 (PDF, 925 KB)