京都府南部における植物遺伝資源を利用した地域特産品の開発と地域での活用に関する研究

研究活動の要約

京都府南部に新たに普及できる特産物としてダイショおよびてん茶の茎を中心に事業を実施した。
1)ダイショのグリーンカーテンとしての利用についての実証試験を行った。この活動について京都府南部を提供地域とする新聞・地上波テレビ放送において多数報道された。
2)ダイショの栽培および利用法の普及活動として、2,000株以上の苗を附属農場近隣の栽培者に配布し、栽培方法ならびに収穫・販売状況についてのアンケート調査ならびに農場ユーカルチャーデーにおける栽培法に関する講演会ならびに料理レシピの紹介と試食会を実施した。
3)京都府立大学発の農産物ブランドとしてダイショを広くアピールするイベント販売を企画・準備した。特に、ダイショ栽培に関わった学生たちの意見を広く集めながらダイショの名称、キャッチフレーズ、キャラクターデザイン等の作成を進めた。
4)てん茶の茎について、だしとしての利用法を提案し、京都をアピールできるあらたな和風だしとして利用するために、既存の昆布および鰹だしとの組み合わせによる利用法を検討した。
5)マスカディンブドウの品種改良およびハマボウフウ系統選抜を継続した

採択年2011
対象地域京都府全体
種類
キィワード
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