研究活動の要約
京都府南部の和束町は、いま世界遺産登録の可能性が検討されている「宇治茶」の最大の産地である。和束の茶畑景観や鷲峰山金胎寺を中心とした信仰空間など、世界遺産の構成要素となりうる重要な資産がありながら、これまでこの地域の歴史や文化遺産に対しては体系的な調査がおこなわれてこなかったため、それらの歴史的な価値や意義も学術的に明らかにされていなかった。この研究は、そうした問題を解決するため、地域にのこる文書や絵図、茶畑のある景観、人びとの慣習や信仰など無形の遺産、寺社や石造物など有形の遺産を体系的に調査して記録し、それらがどのように形成されて現在まで継承されてきたのかを解明し、またそれらを将来どのように活用していくのかを考えるものである。
採択年 | 2013 |
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対象地域 | 和束町 |
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ファイル | 和束町の歴史と文化遺産 (PDF, 423 KB) |