未利用森林資源(未利用材、放置竹林材)を活用した木質パレット及び竹チップ吸着剤の技術開発及びそのブランド化

研究活動の要約

本研究では、森林問題の解決の一助として、京都府の森林および竹林から得られる林産物を有効利用した製品に対し、科学的根拠をもって地域ブランド化して利用を促進する技術を確立することを目的とし、本年度は、昨年度に開発した未利用材及び放置竹を用いた木質パレットの接着性、強度等の更なる向上に焦点を当てて検討を行った。得られた成果の主要なものの概要は以下の二点である。
・竹材は、表皮部分が曲げ性能および木材との接着性に大きく影響することが確認された。
・従来の木質ボードに、フレーク状木チップまたは竹のゼファーを組み合わせることで、強度性能や寸法安定性等が向上し、総合的に性能が向上することが示唆された。

採択年2015
対象地域京都府全体
種類
キィワード
ファイル未利用森林資源(未利用材、放置竹林材)を活用した木質パレット及び竹チップ吸着剤の技術開発及びそのブランド化 (PDF, 410 KB)