京都府南部のサギソウ群生地復活に向けたサギソウの系統・形態解析と培養法の確立

研究活動の要約

シラサギが羽を広げたような形のサギソウは、湿地の減少や乱獲のため、絶滅に瀕している。京都府南山城村の笠置中学校で始まった村の自生種の保護と増殖、およびそれに付随するサギソウ園の復元の取り組みは、京都府立大学、木津高校の教育機関の連携に発展し、さらに南山城村役場の協力を得ることにより、平成29年度オープンの「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」に「復元サギソウ園」として併設するプランが進みつつある。本研究では、サギソウ園復元における基礎データとして、自生種の特徴づけのための形態解析およびDNAレベルの系統解析、栽培土壌の検討、遺伝資源保護のための実生栽培、培養法の検討を行った。

採択年2015
対象地域南山城村
種類
キィワード
ファイル京都府南部のサギソウ群生地復活に向けたサギソウの系統・形態解析と培養法の確立 (PDF, 343 KB)