研究活動の要約
本研究は3年計画の1年目である。北山杉に代表される京都の木材と、京銘竹に代表される京都の竹を、工芸技術等を継承しつつ科学的な知見も加えることによって現代のニーズに見合った製品をトップブランド化するためのシステム作りについて様々な調査・検討を行った。その結果、木材、竹材のいずれについても、京都府下の産地による分類よりも、製品や製品ジャンル毎に標準化(規格化)を行うニーズが高いことが明らかとなるとともに、一部標準化を行うべき項目(例えば、デザイン性、科学的優位性、環境的優位性、など)についての抽出も行った。2年目は木材と竹材のそれぞれについて、標準化のための準備委員会を作り、製品や製品ジャンルことに標準化を行う項目を選出・検討・決定しつつ、認証システムなどについても検討し、3年目以降の試行・運用に向けた準備を行う予定である。
採択年 | 2021 |
---|---|
対象地域 | 京都市 |
種類 | |
キィワード | |
ファイル | 北山杉と京銘竹の標準化(規格化) ―伝統工芸技術継承のための科学によるトップブランド化- (PDF, 546 KB) |