研究活動の要約
平成24年の京都府南部豪雨災害時など,これまでに多くの自然災害を経験した宇治市炭山区において,住民主導による防災体制整備や減災に向けた森林管理のあり方について研究を行った。
防災体制整備のあり方については,住民自らの手によって作成する自主防災計画(マイ防災プラン)を,地元住民組織と京都府立大学を中心にワークショップ形式での意見交換等を行った上で作成する過程で,その地域性の反映状況について検討した。
災害に強い森林管理のあり方については,炭山区の森林506haを対象に,空中写真の判読から植生図と枯死木の位置図を作成し,現地踏査によって修正を加えた。また現地で森林の階層構造やシカの食害の程度等についての調査を行い,GISで整理した上で統計的な解析を行った。
これらの成果を反映したパンフレットを作成し,他の地域での参考資料となるようにした。
採択年 | 2014 |
---|---|
対象地域 | 宇治市 |
種類 | |
キィワード | |
ファイル | 宇治市炭山区における住民主導型の災害に強い地域づくりと森林整備に関する実践的研究 (PDF, 223 KB) |