研究活動の要約
近年、食品の品質・安全に関わる事件・事故の多発もあって、食の安全に対する消費者や社会全体の関心が極めて高くなっている。食の安全の問題に関連して、消費者と行政・専門家との間で、安全に関する認識のギャップがあるのではないかといわれている。原因としては、食の安全に関する教育、消費者の理解の程度、行政や専門家の対応、マスコミによる影響などが考えられる。そこで、本研究では大学生を対象に、食の安全に不安を感じるか、認識のギャップを感じるか、その要因は何か等の意識調査を行った。
調査は京都府立大学生命環境学部食保健学科(府大)、京都光華女子大学健康科学部健康栄養学科(光華大)、京都文教短期大学食物栄養学科(文教大)の1学年に対して、2011年10月~11月の講義時間内に行った。選択式と自記式の計12項目の設問からなるアンケートを配布、回収した。回収数は府大24名、光華大86名、文教大116名の計226名であった。
何に関心、何に不安、認識のギャップを感じるか、その要因は何かなどを分析し、食に対する安心感の向上のためにどのような情報が求められているのかを検討した。
採択年 | 2011 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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ファイル | 大学生を対象とした食の安全・安心に関する意識調査および食の安心感向上のための施策の検討に関する研究 (PDF, 159 KB) |