酒造原料米「京の輝き」の品質向上・「京の輝き」から製造する京都府大ブランド清酒「なからぎ」およびその副産物による食品の普及に関する研究

研究活動の要約

これまで、「京都の米で京都の酒」をスローガンに新たなブランド化をめざしてきた。一方で、日本酒製造過程で得られる副産物も利用することで、さらなる特産品開発で地域活性化を目指す方向性で動いている。昨年度までに、酒造りに適した米の選定、日本酒の試験的醸造を実施し、品種「京の輝き」を100%使用した純米吟醸「なからぎ」を商品開発した。今年度は「京の輝き」のための最適な専用肥料の比較栽培試験を行った。また、「京の輝き」の原料米および副産物である米粉、酒粕におけるタンパク質の性質分析を行い、その特徴を明らかにした。「なからぎ」の副産物を利用した加工食品づくりのため、京都府大と「酒米「京の輝き」副産物の商品化研究会」とで、研究会(調理ワークショップ・商品検討会)を15回開催し、副産物(酒粕・米粉)の加工食品を試作し、製品を立案しているところである。

採択年2015
対象地域京都府全体
種類
キィワード
ファイル酒造原料米「京の輝き」の品質向上・「京の輝き」から製造する京都府大ブランド清酒「なからぎ」およびその副産物による食品の普及に関する研究 (PDF, 397 KB)