研究活動の要約
九条ネギは約1300年の栽培暦を持つといわれる京の伝統野菜であり、「京のブランド産品」にも指定され、生産振興が図られている。主要な産地は京都府南部地域(京都市伏見区や八幡市)である。
九条ネギは本来、冬野菜であるが、近年は需要の増加を受けて、生産者の多くは周年栽培により常時出荷できる体制を築くことで消費者のニーズに応えてきた。その一方で、連作に伴う病虫害の増加が安定生産を脅かす問題となっている。そこで私たちは、その病虫害総合防除に向けた調査研究を行った。具体的には、(1)府内の九条ネギ生産圃場における病虫害の発生実態の調査と病原体の分離、(2)病虫害発生リスク評価法の確立、(3)有機質資材によるネギ病虫害防除手段の探索と検証の3つのパートに分け、それぞれ調査研究を行った。
採択年 | 2019 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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ファイル | 京の伝統野菜「九条ネギ」の病害虫総合防除に向けた調査研究 (PDF, 393 KB) |