研究活動の要約
・丹後織物工業組合(京丹後市)が1920年代から現在まで刊行している『丹後縮緬』『丹後織物』を調査。同誌の記事が単に縮緬業だけでなく、地域社会の構造を歴史的に解明するためにも重要なものであることが改めて確認された。この史料を骨格としてデジタルアーカイブを構築するために、1950年代までのものを、5回にわたり撮影してデジタルデータとして保存した。
・丹後織物工業組合に保存されている近世文書の解読と目録作成。これによって、これまで根拠が曖昧だった近代以前の丹後縮緬の歴史が、具体的な史料によって跡づけられた。
・京都府織物・機械金属振興センター(京丹後市)に保存されている縮緬の見本帳を調査。デザインの変容や販路について分析を行った。
採択年 | 2020 |
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対象地域 | 京都府全体 |
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キィワード | |
ファイル | 丹後ちりめんアーカイブ構想 (PDF, 1 MB) |