研究活動の要約
京都府立大学で育成したヤマノイモ科植物のダイショを「洛いも」というブランド名で、地域特産物化することを目的として、褐変の発生など諸問題を解決するための試験を行うとともに連携包括協定を結ぶ市町村でその普及を図った。精華町および長岡京市の保育所や小学校あるいは市役所に苗を配布して、グリーンカーテンとして栽培し、広く一般へPRした。同時に、洛いもの地域特産物化を図るために、生産者および消費者に対するアンケートにより洛いものブランド化へ向けたマーケティング戦略のためのデータを得た。一方、学術的な試験として、褐変しにくい系統および低温に耐性のある系統を作出するため、選抜を試みた。さらに栽培後の茎残渣の乾燥物を材料として、ホームセンターで入手可能な資材を利用した簡便な和紙の製作技術を確立した。この和紙製作法について精華町の小中学校教諭から学校教材としての有用性に関する評価を依頼し、良好な評価を得た。
採択年 | 2020 |
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対象地域 | 精華町 |
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キィワード | |
ファイル | 「洛いも」の地域ブランド力強化に向けた褐変抑制・低温耐性系統の作出および普及戦略の構築 (PDF, 1 MB) |