研究活動の要約
本研究は,京都府(文化芸術室),宮津市,伊根町,与謝野町が推進している「天橋立の世界文化遺産登録」に向けての,自然科学的資料を得ることを目的としている。具体的には,天橋立の堆積物の年代測定(放射性炭素年代測定法)や砂などの粒子の大きさの分析(粒度分析)さらには,堆積物中に残存している花粉化石の種類と量を調べることによって,天橋立および周辺の森林の景観がどのように変遷して現在に至っているか,また,クロマツ並木がいつごろから存在しいたかを解明しようとするものである。このように,本研究は天橋立の普遍的価値を自然科学的研究から解明し,京都府および関係市町村が進めている「天橋立の世界文化遺産登録」への強力な資料を提供しようとするものである。
採択年 | 2013 |
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対象地域 | 与謝野町 |
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ファイル | 天橋立周辺の植生景観の変遷とクロマツ林の成立時期の解明 −天橋立の世界文化遺産登録をめざして− (PDF, 204 KB) |